♯26.先祖を大切に想う心

お墓参りに行ってきました。
先日、祖父のお墓参りに行ってきました。
真夏の炎天下、風がやさしく吹いていました。静かなお墓の前に立つと、不思議と時間がゆっくり流れていくように感じます。祖父は、いつも穏やかで、どんなときも家族を大切にしていた人でした。子どもの頃によく祖父の住む団地へ遊びに行き、「団地のじぃじ」なんて皆から慕われておりました。もう何年も経つのに、声や笑顔は心の中に鮮明に残っているから不思議です。お墓の前で手を合わせながら、「自分は今、祖父が見たら恥ずかしくない生き方をしているだろうか」と考えました。日々の忙しさに追われていると、つい目の前のことだけに気を取られがちですが、こうして立ち止まると、自分の足元や進むべき方向を見直せる気がします。当たり前のことですが、祖父がいたから今の自分が存在する。直接言葉を交わすことはもうできませんが、お墓参りに来ると、「がんばれよ。」と静かに背中を押されているような感覚があります。お墓参りは、過去と未来をつなぐ時間なのかもしれません。感謝の気持ちを伝えながら、これからも自分らしく何事にもチャレンジし、めげず、前を向いて歩んでいこうと思います。みなさんも、もし少しでも時間ができたら、ご先祖さまや大切な人に会いに行ってみてください。きっと心が落ち着いて、目に見えない大きな力をもらえるはずです。Vel・cuore 坂口 健太